無差別毒殺事件の犯人を父に持つ主人公を描く「テセウスの船」1巻発売
東元俊哉「テセウスの船」1巻が、本日9月22日に発売された。
「破道の門」「バウンスアウト」などで知られる東元俊也が、東元俊哉名義で執筆する「テセウスの船」は、過去に起きた殺人事件を巡るクライムサスペンス。28年前に北海道の小学校で起きた無差別毒殺事件の犯人を父に持つ田村心は、大人になった今でも「殺人犯の息子」として悩む日々を過ごしていた。そんな中、心の妻・由紀が出産時に亡くなってしまう。このことをきっかけに、心は自分の過去と対峙する決意をする。警察官だった父がなぜそんな事件を起こしたのか、死刑判決を受けてなお一貫して無罪を主張する父に会うため、北海道を訪れる心。しかし事件現場で謎の濃霧に包まれ、1989年にタイムスリップしていた。 本作はモーニング(講談社)にて連載中。